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国境貿易 東南アジア陰の経済 [ちょっと前読んだ本]

国境貿易 東南アジア陰の経済

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経済を主眼に書かれたドキュメント。三八式銃がいまだに実用となっている国境の街や村を写真と文章で描いています。国境というもののイミを改めて考えさせられます。
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著者/訳者名 : 高村三郎/著 毛利卓/著
出版社名 : 弘文堂 (ISBN:4-335-55019-7)
発行年月 : 1984年05月
サイズ : 207P 図版32P
価格 : 1,680円(税込)
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帯より
今日も、かつぎ屋たちが国境を越えてジャングルに消えてゆく。東南アジアのさい深層部では麻薬、宝石かあr電機製品、衣類、食料まで、ありとあらゆるものが公然とかつ大規模に密輸されている。巨大な「国境貿易」の実相とメカニズムを説き明かしたシャドー・エコノミクス。
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アジアAsia亜細亜 無限回廊 [ちょっと前読んだ本]

アジアAsia亜細亜 無限回廊

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「アジア旅本作家」にはいろいろな特徴がありますが、この著者の特徴は、出会いのハプニングです。出会いからお話が進んでいきます。
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著者名 : 日比野宏/著
出版社名 : 新評論 (ISBN:4-7948-0092-4)
発行年月 : 1991年04月
サイズ : 263P 20cm
価格 : 1,680円(税込)
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内容(「BOOK」データベースより)
旅の醍醐味は人との出会いだ。マニラのスラムのボス、上海の不良分子、桂林の"とんでる"女性、ベトナムのボートピープル…。そうしたアジアの市井の人々と楽しさも哀しさも連帯しつつ、アジア16ヵ国を歩いた著者の現代人情道中記。
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目次
トランジット(韓国)
漁人(台湾)
上海の不良分子(中国)
桂林の不良少女(中国)
メイズ(香港)
トンドのランボー(フィリピン)
シクロドライバー(ベトナム)
マイの手紙(ベトナム‐フィリピン)
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可愛い女の子の写真とストーリー。
とろりととろけるようなアジアの紀行文。
旅のおもしろさはやっぱり現地の人との交流であることを確認できる。
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このブックショップにはないですが、文庫本が講談社から出版されています。どうも男の書く旅行記は、女が必要で、どちらかというと旅のメインである男がいない。ホントアジアを旅すればわかるけど、男女の比率は男7:女3です。(笑)
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鉄道大バザール [昔読んだ本]

鉄道大バザール/The Great Railway Bazaar

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本屋さんで、表紙をめくったら、書いてある世界地図に惹かれました。こんな旅行もあるのかと思い、買いました。
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作・訳者 ポール・セルー(セロー)/Paul Theroux
阿川弘之訳
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扉文 敗戦の軍隊のために、呪われた軍隊のために、悲しみに暮れる異国の同胞たちのために・・・ --R・キプリング
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書出し 私の生まれ故郷はアメリカのマサチューセッツ州で、子供のころ毎日、ボストンメイン鉄道の汽車の音を聞きながら育った。
情報 講談社/1200円/0098-129615-2253/(S52年なので当然廃版)
感想 ロンドンから日本までユーラシア大陸を横断の記録。ひたすら列車に乗りつづける。
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旅好きなら必読。辛辣で、うんうん、あるあるとうなずくことしきり。面白いよぉ。
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1975年に出たThe Great Railway Bazaarの翻訳。セルーはアメリカ人小説家で、英文学研究者でもあるらしい。と同時に無類の鉄道好きらしく、本書は鉄道を乗り継いでユーラシア大陸を縦断した記録となる。
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ロンドンからオリエント急行でトルコに入ると、あとはひたすらアジア各国の鉄道に乗りまくる。イラン、アフガニスタン、インド、スリランカ、タイ、マレーシア、日本。日本からはソ連に渡り、シベリア鉄道でヨーロッパに戻っていく。上巻ではスリランカから再びインドに戻ったところまで。
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ものすごい大旅行である。しかも、アジアの鉄道は老朽化していたり、遅延がものすごかったり、不快な同乗者に悩まされたりする。しかし、著者は淡々と乗り続ける。本当に鉄道の旅が好きなのがよくわかる。
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さすがに鈍行列車ではなく急行ばかり、それも一等車が大半だが、アジアの無秩序さ、暑さ、貧しさがストレートに伝わってくる。そこを著者は的確に描き出している。アジアにおけるヨーロッパ支配の残滓、貧富の格差。冷静な、茶化すような文章が様々な問題をえぐり出していく。旧支配者のイギリス人ではなく、それでも白人であるアメリカ人であるからこそ、見えてくるものも多い。
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下巻はビルマのラングーンから。タイ、マレーシア、シンガポールと東南アジアをめぐった後、日本に上陸する。日本でははつかりやひかりに乗り、船でナホトカからシベリア鉄道でヨーロッパに帰っていく。
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そろそろアジアの鉄道の旅にも慣れてきたようで、筆もこなれている。鉄道は国民性を反映する乗り物だというのが、著者の考えである。車両の整備、運転時刻の正確さ、列車に乗っている現地の人々がセルーに話しかけてくるかどうか。そうしたところから各国の特徴をつかみ、ユーモアたっぷりに描き出す。私の目には、ちょっと戯画化・誇張しすぎのようにも思えた。日本人からすると、やはりアジア蔑視の眼差しは心良いものではない。
しかし、戦争下のベトナムの鉄道の記述などは素晴らしいものがある。日本の鉄道を外国人が乗った感想も面白い。
阿川弘之による訳文もさすがに巧み。
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ヨーロッパスケッチ旅行 [昔読んだ本]

ヨーロッパスケッチ旅行

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著者はあの「おはなはん」の原作者でもあり、「日曜画家」の大家です。多くの人は、旅先でゆっくりと、絵を描きたいと思っています。ですね? 「スケッチ旅行」という言葉の響きには何とも優雅なものを感じます。文章も上品で落ち着いて読むことが出来ます。
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著者    : 林謙一
出版社名  : 講談社
発行年月  : 1979年
サイズ   : 284P
定価    : 1,000円(税込). . 絶版本
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「モンマルトルの丘、セーヌの岸辺、コート・ダジュールの海、ポンペイの廃墟、ヴェネチアの運河------ヨーロッパを歩き続けた著者が絵になる場所について親切にユーモラスに語る旅のエッセイ」
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帯から
旅の楽しさと絵を描く愉しさがあふれる本
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バンコク探検 [ちょっと前読んだ本]

超旅行者のための読むバンコク

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今では、「新・バンコク探検」のほうが有名になってしまいましたが、こちらの、単行本は今では希少本になってしましました。さすがに、「バンコクを第2の故郷」という著者だけあって、「視力がよくなければバスには乗れない」などと定住者にしか分からないような濃い内容です。
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下川裕治/双葉社/1996年
超旅行者のための読むバンコク!新版が出ておりますが、旧版探してる、下川先生マニアの方、ぜひどうぞ!表紙は、有名な象さんの目のアップの例のやつです!
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河童が覗いたヨーロッパ [かなり昔読んだ本]

河童が覗いたヨーロッパ

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本棚からやっと出てきました。今では文庫本もありますが、本屋さんで、この本を、初めて手にしたときは感動しました。なにしろ、イラストはもちろん、文章までもが手書きなのです。
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著者名 : 妹尾河童
出版社名 : 新潮社 (ISBN:4-10-356804-6)
発行年月 : 1997年08月
サイズ : 297P 20cm
価格 : 1,890円(税込)
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目次
ピサの斜塔にはテスリがない
ミラノの飛び降り自殺
列車は黙って発車する
ウィーンの市電の飛び降り資格
野鳥と人たち
握手と礼砲
パリのスイングドア
北の人、南の人
ヨーロッパの窓
トカレフとワルサーP38
武器博物館
なぜモデルガンが
マッサージ器と10ギルダ紙幣
イタリアとドイツのオペラの始まる時刻
走るポストと公衆便所をふやすシカケ
ナポリの泥棒
旅の秘訣は“得点法”
国際列車の車掌さんたち:ヨーロッパの列車仲
優先席・禁煙車
いいホテル
ぼくが泊まった安い部屋〔ほか〕
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本の内容
1年間で歩いた国は22カ国、泊まった部屋は115室。国際列車の車掌は国ごとにどう変わるのか?旺盛な好奇心と優しい眼、スケッチ満載の「手描き」ヨーロッパ。
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河童さんの泊まったホテルとか,鉄道の車掌さんのスケッチとか、もう30年ほどまえの旅だから,ガイドにはならないけどおもしろい。ヨーロッパの田舎には当時とそれほど変わっていないところもあるかもね。
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私としたことが。実家に電話をしていて思い出しました。なんども読むじゃん!河童さんの本。これは私が始めて読んだ河童本なんですが、単なる旅行記ではない!全て河童氏による細密画つき。このときは彼がまだ舞台美術かなんて知らんかったわ・・。
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舞台美術家であり、エッセイストでもある妹尾河童氏のヨーロッパ旅行記です。好奇心に溢れ、その語り口は非常にコミカルで、一読して氏のファンになりました。読者が氏と実際に旅しているような臨場感をも感じさせる旅行記です。「いいわけのまえがき」を読む限りでは、本書が氏の処女エッセイらしく、旅行された年代も20年以上は昔のように思われます(P. 298のヨーロッパ地図にはソビエト連邦と東西ドイツという表記が見られます)。そのため、本書の大部分を占めるホテルや列車の紹介が現在も通用することは期待できません。しかし、前半のエッセイ部で触れているヨーロッパ各国のお国柄や人々の思考に対する妹尾氏の観察がお勧めです。 例えば、「ピサの斜塔にはテスリがない(P. 8)」や「ミラノの飛び降り自殺(P. 12)」、「列車は黙って発車する(P. 14)」等では何度も日本人の過剰ともいえる安全思考とのギャップを指摘しています。また、「握手と礼砲(P. 18)」では知らない者同士のコミュニケーション姿勢、「パリのスイングドア(P. 20)」では自分のプライバシーを侵されないために、如何に他人にも気を使うか、に触れています。また、地続きのヨーロッパとはいえ一括りにはできず、国によって国民性がまったく異なります。これらの指摘が全て妹尾氏の細かな観察から導かれており、説得的です。
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本書の中盤は各国の列車や車掌のスケッチ、終盤はホテルのスケッチです。妹尾氏が宿泊したホテルが一軒ごとに描かれ、細やかな説明が付記されています。眺めていて、自分のヨーロッパ旅行の経験と照らし合わせて「ああ、そうだった」と嬉しくなるだけでなく、「あの設備にはそんな機能があったのか」と驚くことも多く、参考になりました。ヨーロッパに行かれる方に限らず、お勧めです。
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転勤ごとに、多ければ二、三百冊の書籍を処分し、新居への入居前には「本棚で床が抜けることはありませんよね」と不動産屋に確認する。そんな生活を送る主人の元で、幾たびの「粛正」を生き抜いた書籍は強者だ、と思う。 本著は、そんな一冊。初めて読んだのは大昔。だけど今でもたまに手に取ってページをめくってしまう。ヨーロッパ各地を巡り、その中で泊まり歩いた宿の部屋を俯瞰図で残しておく。カメラを構えるのが億劫かつ気恥ずかしく、観光地へ出向いても記念撮影もなく帰宅する者にとっては、目の付け所といい、妹尾氏特有の暖かみのある絵図といい、なんとも粋なのだ。最近は、発行からの経過歳月を思い「物価も変わって、この(本著記載の)金額では宿泊できないのだろうなあ」と頭をよぎるようになってきた。これからも転勤生活は続くが、本著はわが家の本棚の、比較的手前の方を指定席として生き残っていくことだろう。
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インドを歩く本 [かなり昔読んだ本]

インドを歩く本
ひとり旅全ガイド

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わたしの持っているのは第1刷です。今、改めてページをめくると、名著の香りがします。まさに、インド本の元祖です。実践的な内容が豊富なイラストとっともに書かれています。これは、あらためて、読まなくては。
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文潮出版発行
インドネパール旅の会
1978年11月発行
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インド物の本としては、珍しく年一万部前後売れました。インド個人旅行用の本としてはベストセラーともいえる部数です。地球の歩き方「インド編」が出るまでは、インドへ行く旅行者はほとんどこの本を買っていきました。
インドの実際の旅行を詳しく解説したのは日本で最初でなかったかと思います。
手書き文字と、写植文字の混合が不思議な雰囲気を醸し出しています。
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森野 光
作家名読み: もりの みつる
ローマ字表記: Morino, Mitsuru
人物について: 1970年代初頭東南アジア、インドへ海外旅行、帰国後友人と海外格安航空券の会社を始める。スタートは1972年学生相手のチャーター便の販売から始まりました。このころは、割引航空券はまだ表の商品ではなく、得体の知れないブローカーらしき人たちが細々と売っていた状態でした。もちろん、旅行、航空業界からは鬼っ子扱いの商品でした。
1970年後半には「インドを歩く本」80年前半には「地球の歩き方.中国編」の制作にも加わったが、80年代からは格安航空券の販売に専念、70年代の「インドヒッピー旅行」シリーズに続き、ダイヤモンドビック社との共同企画で、「中国自由旅行」「ベトナム自由旅行」「北朝鮮自由旅行」を始める。
そのときの20年以上にわたる経験を元に、現場の臨場感あふれる「トラベルメイト95」「トラベルメイト98」を書き上げる。現在そのバージョンアップ版「トラベルメイト2000」を執筆中。
これ以外にも旅行記「片山君が行く」「田森君は西へ」の、@ニフティのフォーラムで連載中。
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海外路上観察学 [ちょっと前読んだ本]

海外路上観察学 ぼくの地球歩きノート

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「12万円で世界を歩く」でインパクトを与えた著者はその後「貧乏旅行」の代表者ともいえるようになりましたが、この本は、その後、次々と出版されたアジア本の基本ともいえる本です。
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著者名 : 下川裕治
出版社名 : 徳間書店 (ISBN:4-19-554633-8)
発行年月 : 1991年08月
サイズ : 237P 19cm
価格 : 1,223円(税込)
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路上に旅あり。重い人生を少しでも軽くするために、ぼくは今日も旅を続ける。
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目次
プロローグ 旅は恋に似ている
1 入国・出国運次第
2 世界は不思議に満ちている
3 海外路上観察学
4 乗客となってしまった悲喜劇
5 治安のいい国・悪い国
エピローグ 子供の脳を持った大人たちへ
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ぶらり世界放浪術 [かなり昔読んだ本]

ぶらり世界放浪術 脱出術から生活術まで

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以前ご紹介した「親指一本の旅」と同じ作者によるもの。やっぱり、いくら古い本でも、実体験に勝るものはない、底流に流れている心構えは参考になります。
アップブックス
著者名 : 和智香/〔著〕
出版社名 : 文潮出版
発行年月 : 1980年00月
サイズ : 216P 18cm
価格 : 683円(税込)
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アースダイバー [これから読みたい本]

アースダイバー

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わたしは、縄文時代に関心があります。縄文と現代を重ね合わせた旅の世界。読んでみたいと思います。
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著者:
中沢 新一著
大森 克己写真
税込価格:\1,890 (本体:\1,800)
出版:講談社
サイズ:A5判 / 252p
ISBN : 4-06-212851-9
発行年月:2005.5
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■内容説明
縄文地図を片手に、東京の風景が一変する散歩の革命へ! 見たこともない野生の東京が立ち上がる。ママチャリに乗った「アースダイバー式」東京散歩へ。折込アースダイビング・マップ付き。『週刊現代』連載をまとめた。【出版社からの情報】東京の無意識を探るスピリチュアルな旅へ!縄文の夢、江戸の記憶・・・。太古の聖地にはタワーが聳え、沼は歓楽街へと姿を変えた。地下を流動するエネルギーとこの街の見えない構造を探る神話的精神の冒険!
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■著者紹介
〈中沢新一〉1950年生まれ。思想家、哲学者。「対称性人類学」で小林秀雄賞、「フィロソフィア・ヤポニカ」で伊藤整賞、「森のバロック」で読売文学賞、「哲学の東北」で斎藤緑雨賞受賞。
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