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街を泳ぐ、海を歩く [ちょっと前読んだ本]

街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブール

講談社文庫
与那原 恵 (著)
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歯切れのいい文体で、淡々と旅が進んで行く感じ。カルカッタでの盗難騒ぎの時のホテルへの対応は参考になります。この人の文体は、この人の旅スタイルと共通するものがあるように感じました。
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遠く、近く。自分の居場所を探してた
世界はあまりに広く、知らないことだらけだった。心に響く旅物語。
文庫オリジナル作品
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私が帰る場所はどこだろう。そもそも何故ここへ来たのか。喧噪のカルカッタ、憂愁のパリ、沖縄移民を訪ねてボリビアまで、クルドの音楽を聴きにトルコの東の果てへ――世界はあまりに広く知らないことだらけだった。彷徨(さまよ)える日本の今を描いて絶賛を浴びた『物語の海、揺れる島』の著者が綴る心に響く旅物語。
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目次
第1章 ハウラー橋にて(インド・カルカッタ)
第2章 遠い島影(ボリビア・オキナワ村)
第3章 デンパサール・ムーン(インドネシア・バリ島)
第4章 風を織る島(沖縄・久米島)
第5章 ゆらてぃく組と過ごした日々(沖縄・石垣島)
第6章 帰郷(中国・黒龍江省)
第7章 家より遠くに(アメリカ・ロスアンゼルス)
第8章
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故郷を離れて暮らす, 2005/02/21
レビュアー: 三田村淑子 (プロフィールを見る)   京都府 Japan
 両親は沖縄出身だが、本人は東京で生まれ育ったという著者。故郷を離れて生きるとはどういうことなのか。そうした問題意識から在日外国人について、多くのルポルタージュを書いている。
 本書はトルコ、沖縄、ボリビア、中国などへの旅行記である。しかし、問題意識は色濃くあらわれており、ボリビアの沖縄移民、中国残留孤児の2世、トルコにおけるクルド人問題などが取り上げられている。安易な解決を許さない問題ばかりで、心に訴えかけてくるものがある。
 とはいえ、著者の文体は叙情的で詩的。文学作品である。糾弾するのでもなく、センチメンタルに悲しむのでもなく、瑞々しい感性で捉えた世界が描き出されている。
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↑私の感想ではありません


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