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大放浪 [ちょっと前読んだ本]

大放浪小野田少尉発見の旅

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ドキュメンタリー番組で、小野田さんが飛行機から降りてくるとき、後ろに映つっている著者を見ることがあります。ロマンに生きた若者の旅の人生本です。
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著者: 鈴木紀夫
出版社:朝日新聞社
ISBN:4022611162
サイズ:文庫 / 277p
発行年月: 1995年 10月
本体価格:534円 (税込:561円)
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「フィリピン・ルバング島で、小野田さんを発見」一躍有名になった青年が1974年に著した放浪記。アジア・ヨーロッパ・アフリカ‥、そして小野田さんを訪ねてフィリピンへ。破天荒な冒険家が綴る記録は痛快。「次は雪男だ」と旅立ったまま姿を消した彼は、今どこにいるのだろうか。
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【目次】
日本脱出/ユーラシア横断/イスラエルの青春/国境突破に失敗す/インドの日本寺に入山/ジブラルタルを渡る/激動のアラブに入る/発見への旅立ち/小野田少尉との一夜/救出、そして帰還
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著者が今も生きていたなら55歳。(2004年現在)まだ若い。この放浪記は1974年に書かれたものだ。著者、まだ25歳という若さであった。日本中を駆け巡った大ニュース「小野田少尉ルバング島で発見」。第一発見者が著者であったわけだ。その後1987年、雪男捜索中遭難。還らぬ人となった。38歳という若さだった。
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 あとがきに「月面に第一歩を印したアポロが無事、地球に帰還したニュースを聞いたが、ヨーロッパの風景にはじめて接して感激したほどの喜びはわかなかった」「アポロ計画が偉大なる人類の事業であろうが、僕にとっては苦しい旅を乗り越えて、目的地に着いた僕自身の行為のほうがより素晴らしく思えてならなかった。」という。
今でいえば、アテネの日本人選手のメダルラッシュは素晴らしい成果であったが、僕自身の行為のほうが素晴らしく思えたという事であろう。
つまらない仕事をして夜はテレビを観るだけ、。一生、テレビを観ただけの人生ってありうるかもしれません。
ちょっと古い本ですが、青春のかけがえのない自分の人生を生きようとする情熱は普遍的テーマと思います。この本からそんな、情熱を感じ、気持ちが若返りました。楽しい本です。楽に読めます。中年の自己に疲れているお父さん。お勧めです。
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↑私のコメントではありません
ネパール関連ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/itoshoji/


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