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何でも見てやろう [かなり昔読んだ本]


私の本は1973年発行の16版です。初版は1969年ですから版を重ねています。いまは文庫本で読むことが出来ます。著者はこの単行本のあとがきで、日本通運から人間の荷物を受け取ったエピソードを書いています。「日通のトラックが外人の無銭旅行者を拾ってきた。彼らはローマとマドリッドのユースホステルで会った男たちだった・・・。旅行時には、60年安保も、オリンピックも、新幹線もなかった。」単行本の帯には出版社の「戦後世代によって拓かれた新しい次元の旅行記!」「若い冒険者の書」とあります。いま読んでもおもしろいと思います。
写真は73年の新装版の表紙です。
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著者名 : 小田実
出版社名 : 講談社 (ISBN:4-06-131583-8)
発行年月 : 1979年07月
サイズ : 458P 15cm
価格 : 730円(税込)
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■タイトル通り「何でも見てやろう」■様々な事に対してこのような「何でも見る」事はその個人の向上心のあらわれである■目をそむけたりしないで、自分の目で真実を確かめてみよう。■
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「好奇心をもつことが大事」と言われただけでは、本当に好奇心を持つことは出来ないと思うのです。実際に面白いものを見たほうがいいです。私は面白い博物館に行って「何でも見ること」が面白くなりました。だから、本プラス実体験をお薦めです。
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現在数え切れないほど旅行記がありますが、小田実(まこと)さんのこの作品がその元祖ではないでしょうか?フルブライト奨学生として日本の外へ出るチャンスを得た小田氏が、こうなったら世界中歩いて、何でも見て何でも食べ何でも知ってやろう、またどんなことについても議論してやろうと、ふところは貧しくともやる気満々で目をぎょろつかせながら歩く様子が見えるようです。また当時のアメリカの状況は現在の日本の姿ととても似ており、ドキッとさせられます。
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深夜特急に続き、紀行物。この手の読み物はどうしてこんなに面白いのか?ああ、旅行がしたい。
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↑私のコメントではありません
ネパール関連ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/itoshoji/


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